この世で初めて「イリスを買った」人

それは三重県伊勢市の大谷さんという普通の会社員さん。
イリスを好きになってくれて
イリスの「狼」という曲を好きになってくれて
ギタリスト今谷航太郎のファンになってくれて
「どうしても伊勢の地元でイリスを見たい」
という思いで権利を購入。

もちろん、ライブを企画したことはない。
漠然と「やりたい！！」だけをつんのめらせて来てくれた。

打ち合わせに大阪まで足を運んでくれて
【プロデューサー大谷が作りたい空間、提供したい世界観】
を探っていく作業をした。

どういうものが作りたいか、をはっきりさせないと
会場づくり、フライヤー、小物一つ、ルール一つ決まらない。
大谷さんが好きなものを細かく洗い出していった。

一番大事なところで、一番時間をかけるべきところだ。

大谷さんが作りたいものは
【家族で楽しめるアットホームなライブ】
だとわかった。
子供たちもたくさん来るだろう。
おじいちゃんもおばあちゃんも来るだろう。

じゃあ、具体的に何をどう作っていけば
その世界を作れる？
だれを巻き込んだらもっと面白くなる？
どのくらいの値段で何枚売ったら赤字にならない？
それを売るにはいつ始めなければならない？

一つ一つ決めて行った。